恋愛なんてもうしないっ!

私はびっくりした。

「わかってたの・・・・・??」

「ああ。 てか遥香、顔に出すぎだろ。」

そう笑って、私の頭をぽんぽんと叩いた。

そしてひと息ついて、また話し出した。

「俺、あんなこと言っちゃったけど、
蓮はいい奴だと思ってる。
あん時はヤキモチ焼いちゃってさ。
ごめんな。 だから応援してる。

けど、嫌になったら俺のとこ来いよ?
俺はいつまでも待ってるから。」

そう言い残し、笑顔で電車に乗っていった。