恋愛なんてもうしないっ!

駅に着き、ホームで電車を待っている時、

(今、言わなきゃ!)

私は覚悟を決めた。

「あの、晴人・・・・・」

「うん?」

「私、晴人とは付き合えません。ごめんなさい。」

そう言って、頭を下げた。

晴人は、

「そ、そっか・・・・・」

と悲しそうに微笑んだ。

「ご、ごめんなさい。」

そう言う私の頬から涙が次々と溢れた。

晴人は笑って、

「謝るなよ。
今日の帰りもずっと俺をどうフろうか
色々考えてただろ?
俺なんかを気遣ってくれてありがとな。」