恋愛なんてもうしないっ!

「じゃあ、やっぱり遥香、
蓮くんのことが好きなんだよ!
長い間、恋愛してなかったから感覚は
鈍ってるのかもしれないけど。」

(え、でも・・・・・)

「咲、やっぱり私・・・・・」

すると、咲は私の手を握ってきた。

「遥香。 誤魔化さなくていいんだよ。
晴人はあんなこと言ってたけど、
遥香もわかってるでしょ?蓮くん、いい人だよ。」

ひと息ついて咲は再び続けた。

「もう遥香は恋愛していいんだよ。
怖がることなんてないから!私がついてる!」