そして、ある日のことだった。

いつものように、愛と話していると、

「美優ちゃんっ!!ちょっときいてくれる??」

由梨奈ちゃんだった。

「愛まっててー!
由梨奈ちゃん!どーしたのー??」

「あのね、私、直人先輩のこと、好き、じゃ、ない、なって、ね……」

「え?なんでっ??」

「他に、いるってわかったの///」

「そーなんだ!その人と頑張ってね!!」

「うん、ありがと!」

心の奥で、ホッとしてる自分がいた。


なんだろ、この気持ち。

へんなの。



疑問を抱きながら、部活へ行った。

「あ、美優、おはよ!」

振り返ると、直人先輩だった。


「あ、あの、えっと、おはようございます!」

「あははっ美優へんだ!」


へんって、そんな……。

ん?ん?んー!?!?

い、いいいい今、美優って、呼んだっ!?


自分でわかるくらい、顔が熱い。

「どーした?顔赤いよ?」


ち、ちちちちちかいです!

「だ、だだだだ大丈夫ですっっ!そ、それではっ!!」


直人先輩と話すだけで、ドキドキする……。





私、







直人先輩が好きなんだ………。