「だからといっちゃなんだけど、それまでの時間を・・・小海の時間を俺に来んねぇかな・・?」



「え?」


空さんは、私に言うと私は空さんの言葉を理解するのに少し時間がかかった。


だって、今まで憧れていた空さんがそんなことを言うんだよ。
誰が信じられる?



「だから!一緒にいたいんだってば。」



空さんは、力づよく私にそう言う。その言葉も力づよかった。



「・・・・・・・・・・えぇ?」




ポカーンと思わず口を開けて空さんを見てしまうと、空さんは、私を見てぶっ、と笑いを吹き出した。



だって、だって・・・・空さんは何て言った?


私と一緒にいたい・・・・確かに空さんはそう言った。



「空さん・・・それはどうゆう意味で捉えたら宜しいんですか・・・?」



「まったく・・・分かんねぇの?」



だって、分かんないよ。空さんと私は、立場が違う。ギターも歌も上手くて、とてもかっこ良すぎな空さん。


方や、只の和菓子屋の見習い。



これから空さんは、デビューして私とは、住む世界が違う人になってしまうとゆうのに。

きっとこれから、どんどん有名になって、CMとかTVにも出るようになるんでしょ?



それでも、そうなることが予想されるとゆうのに、この胸がときめき出すのは何?



空さんを見るだけで、ふわふわしちゃう。好きって気持ちが溢れだして止まらなくなるよ。