俺は、再び絶句した。
「これも…!これもこれも!」
近隣学校の生徒手帳、“校則”部分のコピー。信じられない事に、どれもこれも内容が全く同じだった。
そして俺は気付く。
自分達の学校の校則と、他の学校の校則の決定的な違いに。その異常な異質さに。
「……嘘、だろ?」
逸る気持ちをなんとか抑えながら、鞄のなかを漁って生徒手帳を取り出す。じわりと汗ばむ、震える指先で、一つ、一つ。絶対に間違わないように。慎重に。
「そん、な」
嘘だと言ってくれ。他の学校には、
――七番目の校則がない。
「理解出来たか?」
矢木さんの冷静な声に、こくりと頷いた。
「俺達の校則だけ、一つ多い」
「ああ、でも問題はそこだけじゃない。なぜ他の学校の校則が、統一されているのかも不可思議だ。しかも…」
顎に指を這わせ、暫し考え込む仕草を見せた後、今度はノートパソコンを開いて起動させる矢木さん。
「これを見て、君はどう思う?」
俺は、促されるままに画面の中を覗いた。そこに映し出されていたのは、県外の名前も知らない学校のホームページ。
大きく載せられた校舎の写真と、校訓、校歌。部活動やボランティアへの取り組み、教育研究への意気込みや生徒指導の方針など、内容は極めて普通のもの。
ただ、一箇所を除いては。
「……マジかよ」
何百、何千キロと離れた学校の校則。
その校則は六つの項目から成っており、違反をすればそれ相応の対処を。と、見覚えのある文句で締め括られていた。
「これも…!これもこれも!」
近隣学校の生徒手帳、“校則”部分のコピー。信じられない事に、どれもこれも内容が全く同じだった。
そして俺は気付く。
自分達の学校の校則と、他の学校の校則の決定的な違いに。その異常な異質さに。
「……嘘、だろ?」
逸る気持ちをなんとか抑えながら、鞄のなかを漁って生徒手帳を取り出す。じわりと汗ばむ、震える指先で、一つ、一つ。絶対に間違わないように。慎重に。
「そん、な」
嘘だと言ってくれ。他の学校には、
――七番目の校則がない。
「理解出来たか?」
矢木さんの冷静な声に、こくりと頷いた。
「俺達の校則だけ、一つ多い」
「ああ、でも問題はそこだけじゃない。なぜ他の学校の校則が、統一されているのかも不可思議だ。しかも…」
顎に指を這わせ、暫し考え込む仕草を見せた後、今度はノートパソコンを開いて起動させる矢木さん。
「これを見て、君はどう思う?」
俺は、促されるままに画面の中を覗いた。そこに映し出されていたのは、県外の名前も知らない学校のホームページ。
大きく載せられた校舎の写真と、校訓、校歌。部活動やボランティアへの取り組み、教育研究への意気込みや生徒指導の方針など、内容は極めて普通のもの。
ただ、一箇所を除いては。
「……マジかよ」
何百、何千キロと離れた学校の校則。
その校則は六つの項目から成っており、違反をすればそれ相応の対処を。と、見覚えのある文句で締め括られていた。



