あの時、あの場所で、スバルの呼吸を止めていたら、あたしはこんなにまで哀しまなくて済んだのかもしれない。 スバルを自分の手の中で、失えたのかもしれない。 その時、あたしは喪失感で打ちひしがれるのか。 それとも、スバルの後を追い掛けるのか。 「それもまた、愛の形」