あれから数週間後。

いつものように学校の玄関に到着した僕は…

「え。」

思考が止まった気がしました。


「光様!」
そこには大きな大段幕。
と、大勢の女の子達。

幕にはピンクの文字で
『イケメンNo.4 笹月光 』

「な、なんですか、これ。」

すると髪をカールさせた女の子が
しゃしゃり出てきました。

「光様、おはようございます♪」
「おはようございます…。」

「光様は私達イケメン愛好会、略してイケ愛の対象人物となりました!」

「……は?」

そこへ
「はよ~光…………は?」
「美夜君、こ、これ…。」
「あーあ…始まった」
「え?」

美夜君、教えてください!
こ、これなんですか!?