―キーンコーン

あ、チャイム。鳴っちまったな～。
まぁ、元々ここは…不良高校なわけだから？
遅刻、早退、サボり。すべて当たり前だ。
美波と、陽翔は一緒の学校だろう？
制服が同じだったし…。
なら、進学校じゃねーかよ！！
俺らとは、違う…。なのに、来てくれるから
俺らも楽しいし♪
あんな女初めてだしね♪

｢きゃーっ。ヒナ？おはよぉ♡｣

｢…有紗。キモい。｣

｢もぉ！朝から会えたのにぃ～♡｣

コイツは、前…体だけの関係を持ったやつ。
そのせいか、彼女面してきてウザい。
有紗 凪。キモい。本当に。
コイツは、俺だけに媚うってねーし。
翔馬や蓮。陸にまで媚を売る…。
とりあえず、逃げるか。
有紗みたいな奴らは、スカートは短かくして
そこから、太い足を出しているし
まつ毛はバサバサバサ…。何枚つけているんだよ！！ってくらいつけてる。
メイクも…派手で。はぁあああ。

｢日向はよ。｣

｢おぉ。陸。はよ｣

｢有紗…？臭い。｣

｢まじ？サイヤク。｣

有紗の臭いは、そーとーキツいらしい。
マジやめてくれ。殺す気か？！

｢あ、翔馬は日向ん家？｣

｢あぁ。ウザいくらいに毎日いるぞ？｣

｢うわぁ。想像つく。｣

だろ。っと相槌を打ちながら、屋上で
サボる。そう言えば、覇紅の傘下には…
騎竜がいたな～。とか詰まらないことを
思いながら…屋上でバリバリ喋っていた。