わっかんねぇ。
陽翔にとっての俺ってなんなんだ?
友達か?ただの知り合い?それとも…。
期待して良いのか?わかんねぇ。
俺にとっての、陽翔は…
他の女子にはあり得ないくらいの
“特別”で。だから“スキ”だろ?

そもそも、陽翔は誰かをスキになるのか?

そんな素振りはひとつも見せないし…。
はぁあぁ。俺は、どうしたいんだ?
分からなさすぎる…。

「難しいな」

そう呟いたあとは、虚しく時計の音だけが
響いていた。