学校祭が終わってから、
初めての登校。

まだまだ余韻に浸ってるわたし。

あー、いろいろあったけど楽しかった学校祭だったなぁ~。

そんなことを思いながら廊下を歩いていると、榎本さんが前からやってきた。

「宮島さん!西木さん!あなた達二人のおかげで私たちのクラスの模擬店!!1位よ!!」

榎本さんは私の手をとってすごく喜んでいた。

そんなに嬉しかったんだ
なにもしてないけど…力になれたのならそれでいいや〜

「じゃあ、また!!」

さーっと走っていってしまった。

「柑菜〜」

今度は何〜?!
後ろから声がしたと思えばクラスの女の子。

「おはよ〜」

「今日、お家遊びに行ってもいい?」

「あ〜、ごめんね…家はちょっと」

家はね?住んでるとこ、真守さんの家だし…
ごめんねっ!!

「そっかぁ、わかった!」

そう言うと、急いで行ってしまった。
いきなりどうしたんだろう?