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「柑菜どれ食べたい?お母さんの所に行くのに、手土産必要でしょ?好きなケーキ選んでいいよ?」

「どれも美味しそ~っ」

気分転換に、商店街にきた私達…
いっちゃえば私のわがままだけど。

「まったく、柑菜はいつもなんでも美味しそうやろ?柑菜に食べられるケーキは幸せやな」

よしよしと頭をなでられる。
いや、ケーキを食べれる私も幸せです…それに、頭撫でられて褒められて幸せ溢れてます。

「仕方ない、2つ買ってあげるから選んで?」

「ほんとですか?!じゃあ、このフルーツタルトとシュークリームで!」

「かしこまりました…ほかにご注文は?」

「ほな、ガトーショコラと抹茶ロールと…あとショートケーキ3つ」

うわー、すごい。
お母さんの好きなケーキをスラスラと…
真守さん、なにげお母さんのことに詳しいな。

って!これから、お母さんのとこ行くんだった!…考えたら考えるだけ気が重くなるよ…