「はいはい、ストップ〜」

そういって、真守さんは私を引き寄せる。

「え、なんすか?」

「俺の女にベタベタしたら、許さんで?」


───がっしゃーんっ

───ガラガラ…

遠くから聞こえた二つの音。
一つは悠梨が、お皿を割った音。
そして、もう一つは翔さんが持っていたペットボトルが落ちる音。

「え、今なんて言った?」

「え、真守?俺の女っていったよね?今」

悠梨と翔さんは、
驚きの顔で近づいてくる。

千聖はというとぼけーっとしていて…。

私は、思考停止状態。
いや、いつかバレることだけどさ?
…い、今言わなくてもっ。

だんだんと火照る顔。

「とうとうくっついたかぁ…ほんと、焦らしすぎなのよ二人とも。おめでとう」

「あ、ありがとう//」

おめでとうって言われると、
素直にうれしいなぁ…//
なんだか、恥ずかしいけど…//