迷い羊に連れられて

背中にかけた拍子にテーブルに置いてあったペンを落としてしまった。

そっと拾って置こうと思ったが、私の声が大きかったのか先生が起きてしまった。



「ん...あれ...野々瀬...?」

「すみません、ペン落としてしまって。」

「あれ、ここどこ......ああそうか、ホテルか。」



いつもしっかりしてる高宮先生とは思えない寝ぼけっぷりだった。



「ごめん、うっかり寝てたな。...あ、これコートかけてくれてありがと。」

「いえいえ。しっかりベッドで寝た方がいいと思いますよ。」

「そうだな。」