ーー7組前ーー

う-,なんか,すごく緊張するなぁ..

そう思いながらも,ドアを開けた。

ガラッと爽快な音をたて,春の匂いと

木造の匂いが、私を包んだ。

これから,1年間共にしていく,教室。
1年間一緒のクラスメイト,仲良く慣れたらいいな..

そう思いながら,黒板前の座席表をみると

やはり,私は柳(やなぎ)だから、1番後のようだ

良かった。一番後ろで..

隣は..みか「あれ,隣か」

え。と思い言葉の声の方へと目をやると

さっきの男の人いた。

『同じ,クラスなんだね!』

そう言うと,

「おう,しかも,隣の席。どうも,三上流夜(みかみ りゅうや)です。改めて宜しく」

み,三上 流夜..君.。
って私も言わなきゃだよね!

『私は,柳 星(やなぎ せい)宜しくね!』

そう言って握手を求めて手を差し出した

「へー。ほし,じゃなかったんだ,まぁ,よろしく,チビ子」

そう言って私が,言葉を発する前に

ペチンッと握手では,なく

デコピンをされた

『ちょ..痛ッ..!こ,こら!!』

へへんっと流夜君は,笑いながら席の方へ逃げてしまって
私も痛いオデコを抑えながら
後を追った