「まぁ…な。

真面目な話していーか?」


『フッ…。ガラじゃねーなぁ。

んだよ?』

「別れたんだ。ひとみと。」

電話っていうのも緊張すんのな。

いつの間にか俺の手は

汗がにじんでいた。

『…はぁ?

お前それマジで言ってんの?』

「まじだよ。たった今な。」

『何が原因だよ?

ただの喧嘩じゃねーの?

お前浮気でもしたか?』