やっぱ泣かせちゃうんだ…。



「何でって。

好きでもねぇやつと付き合えないだろ?



泣くなよ……うざいから。」


人って不思議。

なんでこうも、思ってないこと

平気でいえるんだろう。


「……タ、タクのバカ‼︎

こっちだって大嫌いなんだから!

今までお疲れ様。じゃあね!」


泣きながらそう言って、


屋上の扉を開けて、すごい勢いで

飛び出した。