「如月先輩、巻き込んじゃってすみません。
 迷惑になってないですか?」


「なってないよ。まだ俺のこと分からなくて不安なはずなのに頼ってくれてうれしいよ。」

ほっとした表情の遥香と
優しい笑みを浮かべる拓哉。
そこへ


「先生の許可が代表で1名までだそうです、どなたが行きますか?」

「それなら拓哉でいいだろ」
と永原くんが言い

「俺でいい?」
と如月先輩が言うので頷く。



「じゃ、聞いてくるわ」
遥香が車椅子に乗り小暮さんが押す

「無理することないから」
「任せたぞ」
「遥香を支えてあげてね」
風翔、岳人、夏惟が言う。


「わかってる。」
そういって拓哉も病室を出た。