夫婦の定義──君が僕のすべて──

「それはダメです。私、撮影のスケジュールを見て、ちゃんと休みを取る予定にしてますから大丈夫です。」

「無理する事ないんだぞ?」

「いえ、本当に大丈夫ですから。」

レナは断固として譲らない。

「そうか…。じゃあ、無理だけはするなよ。」

「ハイ、ありがとうございます。それじゃあ今日は、久し振りに早く帰らせてもらいます!」

「おぅ、気を付けてな。ユウくんにうまい飯でも作ってやれ。」

「そうします!お疲れ様です!」

嬉しそうに笑って事務所を出るレナを、須藤は優しい目で見送る。

そんな須藤の横顔を、モモカは切なげに見つめて、小さくため息をついた。