夫婦の定義──君が僕のすべて──

ここ最近、仕事の事でいっぱいいっぱいになり過ぎて、家事が思うようにできていなかった。

そんなレナに負担をかけないように、ユウが先回りして家事をしてくれた事は、嬉しくもあったけど、同時に申し訳なさも込み上げた。

(私、ひとりであたふたしたり、いっぱいいっぱいになったり…結局、回りの人の助けがないと何もできないんだ。社会人としても主婦としても、全然ダメだなぁ…。)

モモカから言われた“歳のわりに随分幼い”と言う言葉をふと思い出して、なんとも言えない複雑な気持ちになる。

(やっぱり私が頼りないって事だよね…。)

事務所の後輩たちやユウに助けられてばかりの自分が情けなくて、レナはため息をついた。

(カメラマンとしても半人前、モデルと言うにはお粗末過ぎるし…。おまけに、主婦としても全然ダメ…。母親になれる自信もない…。私、このままでいいのかな…。)