夫婦の定義──君が僕のすべて──

「ありがと…ユウ…。」

「うん。ほら、行っといで。」

ユウはレナの背中をポンポンと叩いて、微笑んだ。

「行ってきます。」

「いってらっしゃい。」

ユウが優しくキスをすると、レナは微笑みながら、小さく手を振って家を出た。



車を運転しながら、レナは助手席のシートの紙袋をチラリと見た。

(ユウ…優しいな…。)

最近、レナが困っている時は、必ずユウが助けてくれる。

ほんの小さな事にも考え込んでしまうレナを、ユウは簡単に答へと導いてくれる。

(ユウがいてくれて良かった…。)

レナは優しいユウの笑顔を思い浮かべながら、事務所へと車を走らせた。