夫婦の定義──君が僕のすべて──

事務所を出ると、ユウは運転席に座り、レナは助手席のシートに身を沈めた。

「ありがと…。ユウが来てくれなかったら、私あのままどうしていいか、ずっと悩んでたと思う。」

「うん…。仕事に関してオレは何もできないけど、レナの事はちゃんと支えるから。」

「ありがと…。」

疲れきった表情で、レナは静かに目を閉じた。

(かわいそうに…。よっぽど疲れてるんだな…。)



帰宅すると、レナはシャワーを済ませ、ベッドに入ってすぐに眠りについた。

(レナ…もしかして、今日はまともに食事もしてないんじゃ…。)

疲れきってぐっすり眠っているレナの髪を、ユウは優しく撫でる。

そっとレナの隣に横になると、ユウは、優しくレナを抱きしめた。

(こんなにレナが疲れてるのに…オレは何もしてやれないんだな…。)