夫婦の定義──君が僕のすべて──

「私の事、昔からずっと大事にしてくれたでしょ?今も私の事、愛してくれてるでしょ?」

「うん。昔から、オレにとってレナは一番大事だし、誰よりも愛してる。」

「うん…。それならもういいの。私も、ユウが一番大事。昔からユウは、私にとって特別で大切な人だから。今は、誰よりもユウを…愛してる。」

ユウは、レナをギュッと抱きしめた。

「ひとつだけ…聞いてもいいか?」

「うん…。」

「レナの声が出なくなる前の夜…夢見てうなされてたの…覚えてる?」

レナはしばらく黙って考える。

「覚えてない…。」

「そっか…。ならいいんだ。」

「そうなの?」

「うん。」

(覚えてないって事は、レナが怖がってたのは夢の中のオレじゃなかったんだな…。)