「そう。あと、レナと結婚して、家族をいっぱいつくる。ユウの願い事を叶えてくれるのは、レナちゃんだけだったからね。ホントに良かった。」

「ユウくんがレナの願い事を叶えてくれたんだもんね…。ずっとレナを大事にしてくれて、お嫁さんにしてくれて…。レナは幸せね。」

「私たちも、ユウとレナが結婚して幸せになれますように、って…。」

「そうそう、書いたわね。願い事が叶って、ホントに良かったわ。」


遠い日の母親たちの願いは、今も変わらない。

そして、これからもきっと、二人の幸せを願う気持ちは変わらないだろう。

ユウとレナがいつまでも幸せであって欲しいと願う、リサと直子だった。