夫婦の定義──君が僕のすべて──

ユウの作ったフレンチトーストを食べながら、レナはふとカレンダーに目をやる。

「もうすぐクリスマスだね。」

「ホントだ。」

「今年のクリスマスは、たいした事はできないと思うけど…。」

「いいよ、無理しなくて。一緒にいられたらそれだけでじゅうぶんだから。」

さりげなく優しいユウの言葉が嬉しくて、レナはニッコリ微笑んだ。

「去年のクリスマス…覚えてる?」

「うん。婚姻届け、一緒に書いたな。」

「あれからもう1年…って気もするし、まだ1年…って気もする。」

「この1年、いろいろあったから。」

「そうだね…。入籍して、結婚式挙げて。」

「新婚旅行にも行ったな。」

「ユウに初めて嘘ついた。」

「そんな事もあったな…。」