夫婦の定義──君が僕のすべて──

食事が終わりひと息ついてから、ユウはレナを車に乗せてマンションに帰った。

食事は普通にしていたのに、しばらくするとまた具合が悪そうなレナを見て、ユウは首をかしげる。

(なんだろう…。疲れてるのかな…?)

入浴を済ませると、レナはまたソファーでぐったりしていた。

「大丈夫か?」

ユウが心配そうにレナの顔を覗き込む。

レナはうなずいて、ユウの手を握った。

「ん…?どうした?」

“ここにいて”

「うん、いいよ。」

ユウはレナの隣に座り、優しく頭を撫でる。

(急にどうしたんだろう…。)

直子の家に行く前はユウと顔を合わせないようにしていたレナが、手を握って“ここにいて”と言った事にユウは驚いた。

(何かあったのかな…?)