夫婦の定義──君が僕のすべて──

ユウたちが話していると、隣の個室から大声で騒ぐ声が漏れ聞こえて来た。

突然騒がしくなったところを見ると、恐らく入店したところなのだろう。

「うっせーな。若造か。」

リュウが忌々しげに舌打ちをする。

「オマエが言うと、めちゃくちゃこえーよ、リュウ。」

トモがおかしそうに笑う。

「なんで?」

不思議そうにユウが尋ねると、トモが答える。

「リュウ、昔、激ヤンだったんだよ。オレ、中学からのツレだから、よく知ってるけど。リュウの姉ちゃんもな。」

「昔の事は言うなよ。」

リュウはそう言ってタバコに火をつけた。