夫婦の定義──君が僕のすべて──

しばらくして、レナが化粧室に行くと言って席を立った。

レナが席を外すとみんながレナの話を始める。

「レナさん、思ったよりずっと元気そうで安心したよ。」

加藤が安心したようにユウに話し掛ける。

「うん。最初はフミが言ってたみたいな感じでひどかったけどな…。最近はかなり良くなってきてる。」

「でも、声はまだ出ないんだな。」

トモがタバコを吸いながら呟く。

「まぁ…。どのタイミングで、何がきっかけでそうなったのかもわからなければ、治るのも同じって事かな。治るのを気長に待つしか…。」