夫婦の定義──君が僕のすべて──

「いつも二人で家にいる時みたいに、ゆっくり寛いで下さい。セットは自由に使っていいですよ。キッチンも使えますから。」

「わかりました。」

ユウとレナは`アナスタシア´から発売されるルームウェアに着替え、セットのソファーに座る。

「緊張してる?」

レナがうなずくと、ユウはキッチンでカフェオレを淹れて、カップをレナに手渡す。

「これでも飲んで、ゆっくりしよ。」

レナはカップを受け取りうなずいた。

カメラが回っている事を意識せずに寛ぐと言うのは難しいが、ユウはレナを緊張させないように、できるだけいつも通りに話す。

「美味しい?」

カフェオレを飲みながら、レナがうなずく。

少しすると、カップをテーブルに置いて、レナはまた前髪を気にし始めた。