夫婦の定義──君が僕のすべて──

「レナ、少し休んでな。」

ユウはレナに布団を掛けてやると、ベッドから下りて立ち上がる。

「何か飲み物でも買ってくるよ。」

ユウが部屋を出て行くと、レナは目に溢れる涙をこぼして、両手で顔を覆った。

(どうしてこうなるの…?ユウを悲しませるつもりなんてなかったのに…。)


ホテルのロビーで、ユウはタバコを吸いながらボンヤリとソファーに身を預けていた。

誰よりもそばにいてレナを守りたい。

でも、自分がそばにいても、レナを余計に苦しめてしまうのかも知れない。

このまま自分がそばにいる事が、本当にレナのためになるのだろうか?

(レナのために、どうする事が一番いいんだろう?)