夫婦の定義──君が僕のすべて──

食料品売り場で買い物をした後、ユウの運転で住み慣れたマンションへ帰った。

入浴を済ませてソファーに座り、いつものように二人でビールを飲む。

書店を出てからずっと元気のないレナの様子が気になって、ユウはレナを抱き寄せ、優しく髪を撫でた。

「レナ、さっきからずっと気にしてる?」

「えっ?」

「あの子たちの話。」

「……少し…。」

ユウの肩に身を預けて小さく呟くレナを、ユウはギュッと抱きしめた。

「気にする事ないよ。あの子たちはレナの事、何も知らないんだから。」

「うん…。」

「芸能人でも、俳優も歌手もやって、その上画家とかモデルとか、作家とか、本業以外の事やってる人なんて、いっぱいいるよ。」

「そうなんだけど…。」