夫婦の定義──君が僕のすべて──

「なんか…悲しくなっちゃった…?」

レナは静かに首を横に振る。

「…レナは…オレといるの、もう…つらい?」

涙を目に溢れさせながら、レナはうつむいて何度も首を横に振る。

「そっか…。ごめん、変な事聞いて…。」

ユウはレナを抱きしめようと腕をレナの背中に回しかけた。

でも、レナの肩がビクリとすくみ上がるのを見て、腕を下ろし、ギュッと拳を握りしめる。

「レナが怖がる事とか、嫌がる事は…もう絶対にしないから…安心して。」

そう言ってユウは寂しげな笑みを浮かべた。

(違うよ…嫌なんかじゃない…!!)

レナはユウの手をギュッと握った。

「えっ…。」

ユウがレナの方を見る。

レナは、ユウの手を握ったまま、顔を上げて目を閉じた。