夫婦の定義──君が僕のすべて──

須藤との電話を終えたユウは、レナを連れて帰宅した。

「須藤さんが、しばらくゆっくり休めって。」

レナは眉を寄せて、何かを言おうとする。

だけど声が出ないので、メモ用紙とペンを持って来て、文字を書き始めた。


“こんな時に私まで休む訳にはいかない”


それを読んだユウはレナの頭を優しく撫でた。

「しょうがないよ。声が出ないと、困る事もあるだろ?それに須藤さんがしばらく日本にいるから、レナを休ませてやってくれって。」

レナはうつむいて唇をかみしめる。

「とりあえず、昼飯にしよう。ゆっくり休めば、きっとすぐに良くなるよ。」

ユウの言葉に、レナは小さくうなずいた。