夫婦の定義──君が僕のすべて──

翌朝。

まだ夢うつつのユウは、いつものように長い腕で隣にいるはずのレナの温もりを探す。

しかし、手に触れるのは冷えた布団の感触だけだった。

(ん…レナ…?)

ゆっくりと目を開いて見ても、そこにレナの姿はなかった。


時計はまだ5時半を指している。

(まだこんな時間なのに…レナ、もう起きてるのか…?)


ユウは、目が覚めたついでに水でも飲もうと起き上がり、キッチンへ行ってみた。

「レナ…おはよ…。随分早いな…。」

「おはよ…。ごめんね、起こしちゃった?」

「いや…。」


レナは朝から忙しそうに料理を作っている。

「朝からどうしたの?」

「朝のうちに作っておけば、仕事で少しくらい遅くなっても大丈夫かなって思って…。」