「「「「「きゃーーーーー!!!」」」」」


「涼様ーー!!」

「飛鳥様、かっこいいーー!!」

「圭斗くーーん!!」

「卓也君かわいーーーー!!!」

「宏明様こっち向いて!!!」





「うるさ...」

朝。
私が靴箱まで来た時だった。


「よかった...
巻き込まれなくて...」



この学校の人気者。

王子様五人組、

とかって言われている人たちだった。


前のクラスの女子達は、
ほとんどが
あの人たちを見て
悲鳴...いや、歓声を上げていた。





この学校のアイドル、

王子様の軍団。

と、
騒いでいた。