思わず教室を飛び出した。 どうしてかなんてわからない。 ただ、行かないと行けない気がした。 『龍桜』 ゆっくり、言葉を紡いでいく涼の声が 校内のスピーカーを通して響く。 『龍桜の、事だ。』 靴を履き替えて 校庭に飛び出した。 「っはッ! ハッ…ハッ、ハッ!」 こっちを向いた五人。 『お前らに言っておきたいことがある。』 涼がまた校舎を見上げて。 四人の微笑みに促されるように そっと五人の元へと歩いた。