サザナミ少年少女探偵団Ⅰ



うわぁ。

自分が可愛い小学生である事を自覚して、淡々と自分のペースに乗せてる……

しばらく不登校で引きこもり気味だったから、他人との距離感が分からないのか?

春亜も夏音も咲久も、緊張と不安で身体が震える。

「これ、全部平仮名にするとね」




♪どうけしとさぎしのちがいはなんですか?
  
うそと本当のさはどこにある?

 けんそうはやめてはなとあそべ

 しずかにねむりたいなら

 のぎくのようにはかなく……





「こうなる」

「それがどうしたの?」

楽久が紙を覗き込む。

何もおかしい所なんて無い。

「今朝、春亜と夏音とキューピットさんやったんだけど、キューピットさんからの言葉は『つのとしっぽ』だったんだ」

季希は胸ポケットに入れていたマジックペンで、紙になにやら書いていく。

「だから、歌詞の『つの=頭=最初』と『しっぽ=尻=最後』を繋げて読めば良かったんだよ」