サザナミ少年少女探偵団Ⅰ








「あ!」

季希がしまった、焦りの表情を見せる。

「どしたの季希?」

「先に言っちゃダメなやつだよ、あれ……やばい、こっちが不利だ!」

「え?」

季希が急いで歌詞を書いたノートを捲る。

茂呂がクククッと面白そうに笑った。

「あぁ、そうですよ。舞衣、お前は彼女の妹とも親しかったよな?」

「あー……はい」

「元々は貴女にあげる為の歌でしたからね。そうなってもおかしくないでしょう」

「……」

楽久は何も言えない。

こうなったら、作戦Bに移行だ。

「……それじゃ、楽譜を見せてください。舞衣が作曲したなら、ここでこんな話をするなら、今手元にありますよね?」

「あぁ、これですか?」



バサッ



「!!」