春亜の突然のセリフに、夏音が少したじろぎながら答えた。

「え……?漣市海松七丁目の、魔女の館っぽいお家って聞いたけど……」

ん?漣市、海松(みる)七丁目で……魔女の館っぽい家……?

そして昨日見た、あの子供を思い出した。

―――もしかして!

「そこ、あたしんちの隣の家だ!!」