願いの本



「弱すぎて話しにならねぇよ」


それからは最悪だった。

仲間たちに「負けたのはお前のせいだ」と訳のわからないことを言われるし、学校に行っても圭吾が俺を慰め他のやつらは俺を避ける。

こんな世界つまらない。

気がついたら俺は屋上にたっていた。

この前と同じような感情で同じところにたっている。

馬鹿みたいだ、俺。


クスクス……


後ろから笑い声がした。

あの時と同じ笑い声、俺は同じように後ろを振り向く。

「クスクス……あっ、ごめんなさい。少し面白かったから……クスクス……」

彼女は同じ言葉を口から発する。