願いの本

『俺の足が治って試合に出る』

最初から書く願いは決まっていた。

「クスクス……これでよろしいですね、クスクス……足……ですか」

冴はまた笑う、クスクスと笑い続ける。

それを見ているうちにどんどん俺は眠くなってきた。

頭がボーッとして、俺はついに倒れた。

最後に聞いたのは冴の声。

「それでは明日をお楽しみに」

クスクス……クスクス……クス……ク……

悪魔の笑い声だ。