「莉緒ちゃーん、一緒に帰ろうぜ」 「嫌です、一人で帰ります」 最終下校時刻になり、私は鞄を持って、帰る準備をする。 「それじゃ、長谷川先輩、お先に失礼します」 「おう、気をつけて帰ろよ」 「……はい、ありがとうございます!」 私は、一礼して教室をでる。 それと一緒に、もう一人。 「……ついてこないでください」 「そう言うなって」 そう言って、篠原孝は私の手首を掴んで歩き出す。 「ちょ、ちょっと」 もう、ほんと、なんなんだこいつは。 連れてこられた場所は、お昼休み来た自動販売機。