ニコニコ笑いながら挨拶してくる稚華。その彼女の細い腕を軽く引っ張りながら銀髪総長様は校舎の中に入っていく。



幹部達も同様。そして、私を1回は見ていく。



嫌悪、憎悪、好奇心……私のメンタルは生憎鋼じゃないから結構ダメージが来る。





『爽鳳』が居なくなれば、すぐに始まるのは、




「稚華ちゃん、優しいね」





私に対する皮肉中傷の嵐だ。