目の前に座っていた赤髪の呉梨悠斗君が藍架を蔑むような瞳で見ていたのに気づかないわけがない。 「え?うん……」 いくら聞いても、私が記憶喪失になった理由を教えてくれない。 多分、藍架が関係してるのかな?だから? でも、私だって何も知らないままは嫌だよ……。 いくら皆が隠そうと、それは私が知らなくちゃならないことなんだから。 「椎華ちゃん」 「……皆は、藍架が嫌いなの?」 思い切って、そう尋ねてみる。