「え、帰っちゃうの!?」 「……うん、じゃあ」 椎華の声を無視して、倉庫を出る。 ほら、誰も来ない。そう、それでいい。 私のことなんか構わなくていい。 あの子のことだけを、ちゃんと守ってあげたならいいの。 自己犠牲、なんてそんな言葉じゃなくて。 私が償うべきはそういうことなんだから。 もう、私に構うなと、心の底から思うことをどうか許してください……。