何て思うも遅く。結局こうなったわけだ。 「藍架!座って?」 「いや……」 椎華、君は私にどこに座れって言ってんの。 そこ、君と総長さんの真ん中じゃない。 嫌だよ、死んでも嫌。そんなとこには絶対に座りたくない。 「藍架?」 「……ここでいい」 私は今、壁に寄りかかって立っている。