絢「え、別に何もしないけど?」
「はい?」
何もしない…?
それって…
“復讐”って言うの…?
奏多「絢は黙れ。まぁ、簡単に言うと…俺らと仲良くしてるのを見せ付けるか、龍神を潰すか…だな」
「…二択ってことだね」
奏多「あぁ」
「でも…」
なんか、申し訳ないよ…
塁「遠慮しないでくださいね?僕たちは、ありさちゃんの事を裏切った彼らを許せないので」
絢「そうだよ!!こんないい子を裏切るなんて…!!ムカつくー!!」
「フフッ みんな、ありがとう((ニコッ」
3人「っ…/////」
でも…
「みんなの手を汚すことはしたくないよ…だから、復讐はしない。私は、みんなが居ればそれだけでいいの」
絢「ありさちゃん…」
奏多「フッ さすが、絢が連れて来ただけあるな」
塁「ですね」
たぶん、1人では不安で押しつぶされてたかも…
でも、みんながいるから…
私は、頑張ることが出来る…!!
絢「さーてと!!ありさちゃん、明日から一緒に行動しようね♪」
「え?一緒に行動?!」
絢「うん((ニコッ」
あ。可愛い…
じゃなくて…!!
「ダメだよ!!みんなまで、標的になるよ?!」
私の為にみんなもいじめられるのは…
塁「標的?そんなの知りません。僕達は、ありさちゃんと一緒に居たいんですから」
「塁…」
奏多「そうだぞ。そこで遠慮するなよ」
「奏多…」
絢「いじめなんてそんな幼稚なこと相手にしないよー!!そんな暇あったら、ありさちゃんと一緒に居る~!!」
「絢…ありがとう…」
こんな暖かい人がいたなんて…
知らなかった…