キーンコーンカーンコーン… 盛り上がる話の途中で予鈴のチャイムが鳴って、クラスメートが一斉に席に着く。 「おはよ、麻衣子!」 蓮君が席に着くと、真っ先にあたしに挨拶してきた。 「……おはよう!」 あたしには今できる精一杯の笑顔を蓮君に向ける。 「ごめんな、麻衣子。 あいつらが騒がしくて。」 蓮君は申し訳なさそうに苦笑いをした。 「……ううん、平気。」 ……どうしてだろう。 蓮君の言葉一つ一つに、笑顔になれたのに。 大好きだった蓮君の声を聞くだけで、苦しくなる。