「俺は嫉妬してたよ……他の男に。」



「……蓮が、嫉妬?」



「佳奈が他の奴と話してるのを見るだけで、イライラしてた。」



「なんか……意外だね。」



佳奈は嬉しそうに笑う。



「……うるせーよっ!!」



恥ずかしさを隠すように俺は、佳奈の髪をぐしゃぐしゃにする。



「…ちょっと、蓮!やめてってば!!」



「嫌だ、楽しいし!」



「蓮のイジワルっ……!!」






……やっと、実った恋だから。




俺はずっと、佳奈を離すことはない。




時には笑ったり、泣いたりしながら…


君と一緒にいる時間を大切にしていきたい。




空回りして、嫉妬したり…不安になったり。



でも、それは……


君が好きだからこそなんだ。





これからは、

素直な気持ちを君に言おう。




……大好きな君だけに。






俺の恋は、


遅咲きの桜のように今、咲き誇った。