あんな奴大嫌いだっ!


教室に帰った私。

「(あぁ、なんか色々疲れたなぁ…)」


そんな事を思いながら、教室の扉を開ける


「もうっ!湊遅いよっ!
昼休み、3分の1時間も使って
何してたの~??
お腹すいたし、お弁当食べよ?」

「うん……。色々あってね‥‥
じゃあ、お弁当食べよっかっ!」

「うん!」


あぁ、

麻里の笑顔を見てたら癒されるなぁ~

さっきあった、悪夢のようなことが

まるで、

本当に悪夢を見てた‥‥

みたいな感じがしてくる。



「相当の言いようだな」


「そりゃそうだよ~。
だって私、
あんな人と関わりたくもないし
ましてや彼女になんてなりたくないもん」


「へぇ~、そっかそっか~」


「うんうん~、って!
何であんたがココにいるのっ?!」


「あれっ?今気づいたの?」


と、呑気に笑っている。


この人が来たせいで、

教室にいる女子が、ソワソワしてる。





ヤバい。



コイツウザイ。